協会員各位
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、日本暖炉ストーブ協会の活動に対し、格別のご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
新しい年を迎え、社会全体はこれまでになく速いスピードで変化しています。
高市内閣発足以降、エネルギー政策や産業の方向性は明確さを増し、意思決定のスピードも加速しました。
同時に、私たちの足元では、原材料費、輸送費、人件費など、あらゆるコストが上昇し、現場の負担は確実に重くなっています。
物価高は、一時的な現象ではありません。
価格転嫁の難しさ、品質を落とさずにどう持続させるかという問いは、会員の皆さま一人ひとりが日々直面している現実だと思います。
だからこそ今、暖炉・薪ストーブ業界には、単なる価格競争ではなく、「安全」「信頼」「技術」「文化」といった、本質的な価値を正しく伝えていく姿勢が求められています。
火を扱うということは、豊かさを提供する一方で、大きな責任を伴います。
施工技術の確かさ、安全性の担保、正しい知識の共有――
これらはコストがかかるからこそ、なお軽視してはならないものです。
協会は、その“当たり前”を業界全体で守り続けるために存在しています。
本年は、協会にとって役員改選の年でもあります。
変化の激しい時代だからこそ、組織もまた、時代に即した柔軟さと、揺るがぬ軸の両方を備える必要があります。
新たな体制のもと、これまで積み重ねてきた協会の理念と実績を礎に、より実効性のある活動へと進んでいく一年になることを期待しています。
日本暖炉ストーブ協会は、会員一人ひとりの現場の積み重ねによって成り立っています。
厳しい環境下だからこそ、横のつながりを大切にし、知恵を持ち寄り、業界全体で前に進む一年にしていきたいと考えています。
皆さまにとって、本年が困難の中にも確かな手応えを感じられる一年となり、
火のある暮らしの価値を改めて実感できる年となりますことを心より祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
日本暖炉ストーブ協会
理事長 髙橋英輔
