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暖炉・薪ストーブは、建物の中の一つの設備に過ぎません。しかし、薪ストーブの歴史の長い欧米では、昔から暖炉のある場所は、心が休まる、心地よい場所という意味で「イングルヌック」とよばれ、大切な家族と過ごす空間であり、炎のゆらぎを楽しむ場所でした。最近では日本でも、家の中心となる場所に暖炉・薪ストーブを設置し、暖をとったり、料理も楽しんだりする家庭が少なくありません。

暖炉・薪ストーブ本体の離隔距離、不燃仕上げ、床補強、そして煙突経路などの決定は、お客様の安全な使用、のちの保守点検、メンテナンスにも影響し、大変重要です。
機種によりデザイン、用途、素材など、様々な特徴があり、機器メーカーがそれぞれ設置基準、安全基準を定めています。建築基準法、消防法などの法令も、ともに満たしていかなければなりません。また、暖炉・薪ストーブは、煙突効果による自然排気が基本です。建物の断熱、気密などの仕様、計画換気による住宅内の負圧、地域の気候風土の考慮も必要です。
暖炉・薪ストーブの設置の際は、設計の初期段階から専門業者との打ち合わせをおすすめいたします。

暖炉・薪ストーブをご検討の際は、日本暖炉ストーブ協会(JFSA)会員のメーカー(輸入元を含む)認定技術者のいる専門店(ショップ)へご相談ください。